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【2017/10/24 14:50 】 |
第一章 Melior est certa pax quam sperata victoria. -望まれる勝利より確実な平和の方がよい。- 2

フランセスクの、エンドブレイカーになる経緯からマスターを失ってアクスヘイムへ辿り着くまでを描いたSS
『Nec possum tecum vivere, nec sine te. -私はおまえとともに生きていけない、おまえなしに生きていけない-』の、第一章の二話目です。

アンオフィ、オリジナルキャラの発生率が高いです。
また、展開によっては暴力表現・残酷描写・人の死等、暗い部分が存在します。
苦手な方はブラウザバックをおススメします。

オーケー、見てやってもいいぜ!
という奇特な方だけ、続きをどうぞ。














2.

「お兄ちゃん、起きてー!…もー、今日は朝から狩りに行くって言ってたでしょー!!」

フランセスクの心地良い眠りの中に、ティティアナの声が響いてきた。
その声にフランセスクは、ぼんやりと意識を覚醒させる。
自室のベットの上でうっすらと目を開けると、
窓からの光が入ってきて若干まぶしさを感じて目を何度かパチパチする。
日の光に慣れたところで、ゆっくりベッドから上半身を起こして
フランセスクがティティアナの方を見上げると、
ティティアナは呆れた顔で口を開いた。
「やっと起きた。ホントお兄ちゃんって、朝が弱いんだからー」
「ん…おはよ…ティティ…」
「お兄ちゃん、お願いだから少しは慌てて…」
まったく自分のペースを崩さず挨拶をしてくる兄に、ティティアナはガックリと肩を落とす。
そんな妹の様子を気にせず、フランセスクはウトウトと再び夢の世界へと旅立とうと船を漕ぎ始める。
「zzz…」
「…もー、ボク先いっちゃうからね!」
兄を起こすのを諦め、ティティアナはそう言って部屋を出て行った。

このやりとりは、いつもの事。
極端に朝が弱いフランセスクは、絶対昼になるまでハッキリと覚醒しない。
なので、いつもティティアナが起こしに来るが一度もちゃんと起きた試しがなかった。

日が空の真上に来る頃、やっとフランセスクは目を覚ました。
ベットの上で数分ボーっとしながら、ティティアナの言葉を思い出し
ようやく狩りの準備をしはじめた。
「…あ、そういえば…どこで…狩り…するんだろう…」
服を着替えながら、フランセスクは今日は場所を聞いてなかった事を思い出した。
着替え終わり必要ものを揃えてキッチンヘ行くと
母親が昼食の準備をしていた。
「お母さん…おはよう…」
フランセスクが声をかけると、母親はフランセスクの方を振り向いた。
「あら、フラン。おはよう。また今日もティティに置いて行かれたのね」
母親はクスクスと笑って、フランセスクの昼食をテーブルに用意した。
「食べたら、早くティティたちのお手伝いに行ってあげてね」
「うん…。いただきます…」
テーブルに着き、フランセスクは用意された昼食を食べる。
その途中、今日の狩場を聞いていない事を思い出して母親の方に顔を向ける。
「お母さん…今日、皆…どこで…狩り…してる…?」
母親はそれを聞いてきょとんとした顔でフランセスクを見つめ。
「あらやだ。ティティったら、場所行ってなかった?今日は、東の方の森で狩りだって行ってたわよ」
「そう…判った…」
それだけ言うと、フランセスクはまた昼食を食べる作業に戻った。
母親はその様子を見ながら、自分の子供たちの事を思いかえす。
(ホントにフランは表情変わらないわねぇ…口数も少ないし。やっぱり、お腹の中に居た時忘れてきちゃったのかしら?その後生まれてきたティティが、あんなに表情豊かでお喋りなんですものね…)
そんな事をぼんやり考えながら、母親は二人分のお弁当を用意して
食べ終わったフランセスクに手渡した。
「はい、お父さんとティティのお弁当。二人に渡しておいてね」
「うん…判った…。それじゃ、いってき…ます…」
フランセスクはお弁当を受け取りコクンと頷くと、家を出て狩場へと向かった。

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【2009/09/16 18:56 】 | SS | 有り難いご意見(0) | トラックバック(0)
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